nicesliceのブログ

子供を見るか、子供の視線のその先を見るか

家族

入学準備と筆箱

所用があってスーパーマーケットの文房具コーナーへ一人で行った。 子供向けの沢山の文房具に混ざり、女児向けの筆箱が並べられている。 ああ、筆箱。 どれも可愛い。 年長の娘とここに来て、あれも欲しいこれも可愛いと言い合いたい。 いや、違うな。 筆箱…

呆けた母は誰なのか

幾度か記事にしているように、母は特に育児の得意な人ではなかった。 今でも孫などの小さな子供をそれほど好きな様子はなく、表面上はにこやかに孫に接するものの、なるべくならば関わりたくない、相手をしたくないという態度がありありと見て取れる。 母が…

20年赤ちゃん返り

私には二人の幼い子供が居る。姉弟である。 下の子(息子)が産まれてから半年ほど、それは凄まじい上の子(娘)の赤ちゃん返りを経験した。 新生児である息子の世話の大変さなど霞んで見えなくなるほどに、娘は文字通り一日中泣き叫び、私に抱っこされる事…

戦争の日常を想像する

シリア空爆に関わる以下のニュースを読んだ。 www.msn.com 空爆を受けた5歳の女の子が、瓦礫の中、7ヶ月の妹の服を必死で掴んでいるのである。 この写真とその拡散が、どの程度の政治的意図を含んでいるのかは知らない。中にはこうやってブログに書いたりし…

【前編】バリキャリ女性は何故辞める?

中野円佳氏の『「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?』を読んだ。 就職戦争を勝ち抜いた高学歴のキャリア志向の女性が何故出産後に仕事を辞めるのか、若しくは、何故、俗に言うマミートラックという形でゆるい働き方にシフトするのか、という…

怒りと悲しみで眠れない

夫の趣味は料理である。 夕方、子供の相手のため料理の手を止めた私の代わりに、ポテトサラダを仕上げてくれた。 出来上がったポテトサラダは、マヨネーズとは違う臭みとしつこさがあった。 動揺を隠しつつ 「あれ、マヨネーズもう無かった?」 と聞くと、 …

どこまで我慢強いんだよ日本女性!

大人が全員外で働いていたら毎食外食でいいんだよ!といっている私であるが、家事を否定しているわけではない。 自分自身、綺麗に整った部屋に暮らしたいし、インスタント食品よりは、手作りの食事が美味しいと言う気持ちも否定し難い。 私が否定したいのは…

母親だから出来るわけじゃない。やらなくてはならないから出来なくてもやるのだ。

子育て中の皆様。 特に、家族の中でもメインで育児に従事している(と感じている)皆様。 他の家族やそれに準ずる人に育児関連のタスクをお願いした時に、 「やり方が分からない(←教えてるのに)、出来ない、怖い、やったことない、自信ない」 と言われて断…

文明が進むほど、家事育児は大変になるんじゃないか?

今日は一日、掃除と娘の為の裁縫で終わってしまった。 久しぶりに布団を干して掃除機を掛けたのだ。 この、『布団やマットを干して取り込んで掃除機を掛ける』という家事(以下、『布団掃除機掛け』と呼称)、自分にとっては、もん〜〜〜〜〜〜のすごく大変…

そろそろ、『家事の放棄』を許容しないか?

某サイトで、とある女性の話を読んだ。 簡単に述べると、彼女は共働きで子供を育てており、全ての家事を放棄して、以下のようなライフスタイルを続けていたところ、夫に離婚を切り出されたという。 ・平日、仕事が終わったら、子供を迎えに行き、公園に連れ…

ピアノと習い事

嫌な夢を見た。 ピアノを弾く夢だ。 私は幼い頃、ピアノを習っていた。 ピアノに興味はなかった。 憧れもなかった。 才能もなく、楽しいと思って弾いたことはなかった。 ピアノは母の趣味だった。 母はクラシック音楽が大好きで、ピアノが大好きだ。 もしか…

スマホはもう、デジタルガラガラと呼べば良い

先日、所用があって上野駅を利用した。 上野駅の構内には、たくさんのレストランが入っている。 その中のひとつに入り昼食を食べていたところ、不意に、近くのテーブルから音楽が流れてきた。 見ると、先ほど入店してきたらしき、1歳になるかならないかの双…

「こぼすなよ」の呪い

私の母は、私の子供、つまり母の孫が飲み物を注いだり運んだりする度に、 「こぼすなよ」 と言う。 私は、この言葉には以下の効果があると考えている。 【効果】 『こぼす』という悪い未来に思考がとらわれる。 「相手に自分の能力を信じて貰えていない」と…

ワールドインポートマートの思い出

池袋のサンシャインシティにかつて、ワールドインポートマートという売り場があった。 今は同名のビルとして残っているのみだが、昔はその名の通り、世界各国の特産品を売るフロアが存在したのだ。 国ごとに小さなコーナーが設けられており、土産物や、おも…

『子育ては親育て』と言わないで

私は、両親とは同居しておりませんが、子供を産んだ後も、両親と関わる機会はしばしばあります。そんな時、母親がしみじみとした調子で 「子育ては親育て」 と言うことがありました。私は、それを聞く度、何とも言えない嫌な気持ちになっておりました。しか…

繰り上げ婚の慣習について

私が祖父だと思っていた人は、祖父ではなかった。 私がその事を知ったのは、中学生か高校生の時であった。 うちの父方のじーさんは、太平洋戦争の折にフィリピンかどこかで戦死しているらしい。 骨も見つかっていないので、よく分からない。 私が祖父だと思…