知らぬ間に足の甲をどこかに強打したらしく、5cm四方の正方形の範囲が、紺、ピンク、紫、緑といったギャラクシーデザインになってしまった。
ゆめかわいい!
そんな中、CASIOのキーボード、LK-511を購入してみた。
こんな過去記事
を書いている私が、再びピアノ(キーボードだが)を弾く日が来ることになろうとは思わなかった。
ではなぜ買ったかと言うと、一つ目には、娘がもうずっとピアノをやってみたいと言い続けている事がある。
幼稚園の先生の弾く様などをみて憧れを持ったようだが、私は、子供にピアノを習わせる事に不安がある。
ピアノは、他の習い事と比べ、家庭での練習を特に必要とするからだ。
子供が習いたいと自分で言っても、苦難と忍耐を乗り越えて自分だけの気力でやり遂げるのは難しいと思う。
私が毎日のように、
「ピアノの練習しなさい!
いつまで遊んでるの!
明後日レッスンでしょう!」
などと言い続けなくてはならなくなる事は目に見えている。
それが嫌だ。
私はピアノ自体好きではないのに、なぜ、そんなことの為に大好きな娘と言い合いをしなくてはならないのだ。
嫌われるリスクは、もっと、『絶対に身に付けさなくてはならない事』の為に取りたい。
第一、私自身が必要性を感じていないことを「やれ」と命令してたところで、何の説得力も無いではないか。
かといって、私の偏った考えの為に、娘のやりたがっていることを制限するのはよくない。
というわけで、いずれは習わせるにしても、まずは機材を買い、自分で再度やってみる事にした。
『苦難と忍耐は、まずは自分が』、である。
二つ目には、私が、NHKの番組『駅ピアノ』『空港ピアノ』を観たからである(単純……)。
この番組は、海外の大きな駅や空港に設置された、『誰でも弾いて良いピアノ』を、通りすがりの一般人が弾く様をひたすら映す番組である。
クラシック、Jazz、映画主題歌など、様々な曲が演奏される。
簡単なインタビューや字幕にて、各人のピアノへの想いや現在の生活状況が説明される事もある。
母が実家のアップライトピアノを弾くのを聴く限りにおいては、自分はピアノの音自体が大嫌いだと思っていたのだが、この番組は結構好きであった。
この番組を観ると、ピアノを習い始めるのが遅い人が多い事に驚く。
ハイティーン以降や、大人になってから始めた、という人が結構いるのだ。
そして、そういう人もなかなか上手い。
やはり、自分の中で『こうなりたい』という思いがあると、上達するものだなと思う。
私が子供の頃は、それが無かったのだ。
私は、前述した過去記事に書いたような理由からクラシック音楽とピアノの組み合わせは嫌いであるが、ピアノジャズは大好きだ。
多分、大野雄二氏(アニメ『新ルパン三世』以降のルパン三世シリーズの音楽を担当)の影響だと思う。
また、Bill Evans も大好きだ。
そういうジャズミュージックを弾けるようになったら、楽しいだろうなと思う。
一曲くらい、好きなジャズナンバーをピアノで弾けるようになれれば、あの駅ピアノに出ている人たちのように人前で弾く事もできるのかもしれない。
そう思った。
三つ目には、このキーボードを使用すると、音ゲーのようなプレイが出来るらしいからだ。
以下のブログを読んで、元々音ゲーは好きであったので、自分でも楽しめるかな、と思ったのだ。
上記のブログの方は、LK-228という機種を使用されているが、最新のLK-511では、Synthesia の他に、CASIO製の音ゲーアプリ『ソングバンクプラス』と連携する事も出来る。
ただし、ソングバンクプラスは現在ジャズのレパートリーが少なく、更にジャズとディズニー系など一部の曲では、肝心の音ゲー的部分(音符が流れ落ちてくる)が、権利の関係上表示されないので、ジャズ好きにはやや、しょんぼりである。
ソングバンクプラス 追加曲リスト
https://web.casio.com/app/ja/songbankplus/file/songlist_01.pdf
しかし、キーボードが光る機能や伴奏機能、反復レッスンをする機能はジャズであっても利用できるので、そういう部分は楽しめる。
ただ、弾いてみて気付いたのだが、やはり、楽譜が欲しくなる。
鍵盤が光るというのは、確かに自分のように譜読みが苦手な人間にとっては大変便利なのだが、それだけでは、どうにも流れが掴みづらいというか、憶えられない。
だから楽譜も欲しくなるのだが、ソングバンクプラスでは楽譜はダウンロードできないのだ。
どうやら自分にとっては、
・楽譜
と、それと対応し譜読みを助ける
・光るキーボード(ひいては、Synthesia に読み込ませる為の MIDIファイル)
の二つがあるのが良いらしい。
しかし、楽譜と全く対応するMIDIファイルを用意するのが大層大変なのだ。
上記のブログの方は、Kawai の『スコアメーカー』というソフトを使用して楽譜をMIDI化されているので、真似してやってみたのだが、まずこのスコアメーカーが、下手するとキーボード本体よりも高価なのだ。
しかも、体験版を使用して2曲ばかりMIDI化してみたが、どちらもあまり正確にできず、調子外れ、音外れなMIDIファイルになってしまった。
おそらく色々修正や調整をすれば良いのだろうが、そんな時間は勿体ない。
挙げ句の果てには2ファイルとも Synthesia が認識せず、要因を探るのも面倒で、断念してしまった。
結局自分は、楽譜販売サイトから購入した、難しいが格好良いアレンジの『Fly me to the Moon』を練習し、難しすぎて飽きた時に、ソングバンクプラスで購入した伴奏付き且つ光るキーボード機能対応且つやや簡単な『Fly me to the Moon』を弾いて息抜きする、という方法でピアノライフを送っている。
娘はといえば、私作のキュアセレーネの衣装一式を身に付け、ノリノリで LK-511 に内蔵されたプリキュアのテーマソングを弾く真似をして楽しんでいる。
その間は私は、
「お母さんはキュアマシェリね!
弟くんはハグたん!
今日はプリキュアたちの演奏会よ!」
などと言われ、ツインラブギターで弾く真似をする係に甘んじているのである。
アラフォーなのに、である。
LUPIN THE THIRD 「JAZZ」?the 2nd?
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