nicesliceのブログ

子供を見るか、子供の視線のその先を見るか

習い事を決めた

春から娘に習い事をさせようと思っている。
元々、やれピアノが習いたい、バレエが習いたいと言っていたのを、まだ難しいだろうと思いのらりくらり躱していたのであるが、年中ともなればそうも言っていられまい。
娘の希望から、絵画教室、バレエ教室、スケート教室の体験に行かせたところ、一番楽しかったと言う絵画教室に決めることにした。
私としては、踊り好きの娘に向き、且つ将来一番役に立つバレエ教室に行って欲しいと思っていたのであるが、ここで私の希望を通してしまっては、ピアノ好きの趣味を子に託した母と同じ過ちを繰り返してしまう事になるので、本人の意志を尊重した。
正直、絵画教室の講師陣の出身大学は私と同じであり、それどころか同窓生だったりもするので、なぜ自分でも教えられそうなことをお金を払って教わりに行かせねばならんねんという思いはあるのであるが、それを言っては、お勉強の出来る親の子は塾に行かないのか、などという話になってしまうので、割り切ることにした。
何より、他の子と一緒に並んで制作をすることは大きな刺激になることだし、そういえば自分が子供の頃一番行きたかったのは絵画教室であったなあ、と思い直した。
私は子供の頃、習い事というのは自分が興味のあることや好きなことを追求してよいものだとは認識していなかったのだ。
必要性はわからないけれども嫌なことを頑張る、修行のような物だと思っていた。
そして、絵画教室という夢のような場所がどこか遠くにあることを知ったのは高学年の時であったのだ。


なお、バレエが将来役に立つというのは、別にプロを目指させる為では無い。
バレエ習うと背筋が伸びて姿勢が良くなる。
指先のポジションや手の動かし方も習うので、動作が優雅になる。
姿勢が良い、動作が優雅というだけで、美人でなくとも少し美人風に見える。
美人風に見えるだけで色々得をするものである。
容姿の全く関係ない仕事であっても、「まず相手に自分の話を聞いて貰えるか否か」という部分が成果に与える影響は大きい。
何より、姿勢や振る舞いを人に褒められると自信がつく。
私はもうアラフォーではあるが、独身時代の貯金を使って、いつの日かもう一度、数十年ぶりにバレエ教室に通おうかなどと思い、育児で下を向きっぱなしの為に大分丸まってしまった背筋を反らし、毎夜柔軟を行ない、背中を痛めている。
子供は親と違う人間である。
親が興味のあることは、親自身がやれば良いのだ。

 

 

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