nicesliceのブログ

子供を見るか、子供の視線のその先を見るか

立体絵本ドールハウスを褒め称えたい

子供達を産んでからというもの、こえだちゃんシリーズや、シルバニアファミリーシリーズなど、ドールハウスのおもちゃをいくつか買ってきた。
しかしこれらのドールハウス系おもちゃには、私は一つ大きな不満がある。
大きいのだ。

我が家の収納には限りがある。
リビングの遊びスペースにはもっと限りがある。
ドールハウス系おもちゃはとにかく散らかりやすく、箱に収納しても幅をとる。
家具や小物を配置するのも大変で、片付けるのはもっと大変だ。
かといって我が家には、出したまま飾るようなスペースもない。

数年前、まだ上の子が赤ちゃんだった頃、飛び出す絵本を集めた展覧会に行ったことがある。
そこで、海外のドールハウス絵本を観た。
大型の絵本を開き、表紙と裏表紙を合わせて紐で固定すると、360度、大パノラマのドールハウスになるのである。
90度ごとに一部屋、ないし1階と2階の二部屋があり、4区画、つまり4〜8部屋ほどを備える大きなドールハウスに変身するのだ。
これは良いと思い、子供がある程度大きくなったときに通信販売で似たものを探して買った。

 

実際これはとても良かった。
まず、準備と片付けが楽である。
本を広げるだけで、ベッドもバスもトイレもテーブルもキッチンもテーブルも椅子も階段も、全てが一瞬で展開されるのである。
閉じれば、わずか厚さ1〜2cmの本になるので、本棚にすっきり片付けることができる。
家具や小物が散らかる事もない(最高すぎる!)。

紙製だからと言って侮ってはいけない。
美しい内装は大人が見ても楽しいほどであるし、乱暴に扱わなければ、そうそう簡単に壊れない程度には丈夫である。
内部には、ドアやクローゼットなどのギミックが沢山あり、そういったものを開けて探索するのも楽しい。
そして、家の構造が360度に開かれており、4つの正面を持つため、複数の子供達が寄ってたかって遊ぶのにも向いている。

有名なキャラクターものでないからと言って子供受けが悪いかというとそうでもなく、めいめい、ポケモンフィギュアなど好きな人形を住まわせて遊んでいる。

最近、近所の本屋でもこういったドールハウス絵本を目にするようになった。
私が飛び出す絵本が好きであるため、本日つい買い足してしまった。

でも、本棚を1〜2cm占有するだけでなので、恐るるに足りない。

子供達が大きくなったらおもちゃのドールハウス達は恐らく処分するだろうと思うが、これはとっておきたい。