nicesliceのブログ

子供を見るか、子供の視線のその先を見るか

子供の視点を失っていく

再就職をしてからというもの、子供の視点を急速に失ってしまったことを感じる。
専業主婦だった頃は、子供の欲しがりそうな物は私にも何故かキラキラとたまらなく魅力的に映っていた。
例えば、キャラクターグッズや、子供向けの雑誌や、食玩や、あらゆるおもちゃ。
そして、自由に使えるお金が今よりも少なかったゆえに、100均や、リサイクルショップや、低価格帯の子供向け衣料品店や、通販サイトを巡りそれらをお得にゲットするのが楽しくて楽しくて仕方なかった。
子供と工作をするのも楽しかった。

しかし今、勤め人としての要素が私の多くを占めてしまい、上記のような子供向けの物たちはキラキラした輝きを全く失ってしまった。
キャラクター物はどれも同じように見え、「似たような物があるからいらないか……」と思ってしまう。
安くおもちゃをゲットする喜びなどは全く無く、「物が増えて散らかるから買わないでおこう」とか、「本当に必要なら、必要な時に適正な価格で買えば良い。その方が結果的にはお得だから」などと、正論ぶった考えが湧いてきてしまう。

寂しいなぁ。
自由に使えるお金が増えたら、キラキラとした、子供向けの、不要な、下らない物を買いまくれるかと思っていた。
結果的には、下らない物はあまり買わなくなってしまい、旅行やレジャーなどの体験や、混雑や行列などの不愉快さの回避や、時短などの為にコストを掛けるようになった。
いやだなぁ、こうして大人になっていくのか。